月次点検の温度管理により事故を未然防止した事例 |
ある事業所の月次点検において直列リアクトルの温度を測定すると、三相の内一相だけ前月より極端に高い温度であった。 リアクトルの異常と判断し、緊急にお客様に停電をお願いし、リアクトルを取り外しメーカーに返送した。 メーカーにおいて解体調査を行なった結果、コイル巻線時の微細な傷に起因したレアショートからコイルの焼損に移行した事故と判明した。仮にこのまま放置すれば、コイル焼損により絶縁破壊し、地絡事故に発展するところでした。 このように、触診できない機器を外観・目視点検だけで正常と判断しても、内部が正常であるかは判りません。 温度管理により電気事故未然防止に貢献できた喜びとと共に、改めて毎月の温度管理の重要性を痛感しました。 (下の写真はメーカー工場での解体調査の状況です。) |
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